夕日新聞

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拉致問題は日本全体の責任、拉致被害者を見殺しにしたのは安倍晋三ではない

蓮池透さんの本と、緒方林太郎議員と安倍晋三総理のやり取りを聞いて、思ったことを書く。

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緒方林太郎議員の言う、拉致問題が政治利用されてきたというのが具体的にどのようなことを指しているのかわからないので、それについてのコメントは差し控えるが、蓮池透さんの言っていることは全て間違っているとは思わない。

しかし、拉致問題を安倍総理の責任にするのは間違っているではないだろうか。

拉致から数十年が経過しても拉致問題が未だ解決しないのは、日本政府と日本国民全体の責任ではなかっただろうか。


共産や民主、社民の支持者の「自民党は数十年間拉致被害者を取り返せなかった。拉致問題を放置していた」という主張を何度か目にしたことがある。

では、民主や共産、社民党に拉致問題が解決できたのだろうか。答えはNOだと思う。
どの政党、政治家でも北朝鮮拉致問題は解決できなかったのではないだろうか。

特に社民党は北朝鮮による拉致の存在自体を否定していたのだ。

 

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北朝鮮による日本人拉致問題に対して「拉致は、先方が無いと仰っているんだから、無いんです」と発言。後年、北朝鮮が拉致を認めたその後、土井は朝鮮総連に抗議した。

 

北朝鮮がしらばっくれて拉致被害者を返さない以上、最終的にはどうすれば取り返せるか、結論は一つしかない。自衛隊を派遣しての救出(戦争)だ。
絶対に返さないと決めている相手から拉致被害者を返してもらうには軍事行動しかないわけで、それをしなかったということはもう結論が出ているのだ。

つまり、「北朝鮮と軍事衝突するくらいなら、拉致被害者の奪還は諦める。交渉で返してくれたらラッキー」口には出さなくとも、これが日本国民と全ての政党、政治家が民主的に出した結論、当時の世論の空気だったと思う。

 

勿論、日本政府は交渉で拉致被害者を取り返そうとしていることは事実だったと思う。
しかし、本当に北朝鮮が交渉で拉致被害者を返すと思うか?と問われて、皆、本音では返してくれるとは思っていないのではないだろうか。薄々感づいている方も多いと思うが、拉致被害者の中には既に亡くなっている方もいるだろう。

事実、日本政府が交渉を続けて数十年、未だ拉致被害者は返ってこない。

「拉致被害者の救出は既に絶望的だ」当然、そんな言葉を口に出せば、政治生命が終わってしまう。政治家は立場上、拉致被害者の救出は諦めていないというポーズをとり続けるしかないのだ。


何かを成すためには犠牲が必要で、何も代償を払わず手を汚さず、正義を成す事など出来ないことは本当は皆分かっているはずではないのか。

「拉致被害者を取り返すために戦争をする覚悟はあるか」「具体的にどうすれば、武力を使わずに拉致被害者が返ってくると思うか」

おそらく、この質問に答えられる者はいないだろう。誰も自分の心のなかに潜む狡さを認めたくはないのだ。