騰訊財経は23日、2014年の日本の対外投資および国外資産規模が過去最高を記録するとともに、中国とドイツを抑えて引き続き世界一の債権国となったとする米ブルームバーグの報道を伝えた。
日本は24年連続で世界一の債権国となった。中国は2010年に世界第2の経済大国に躍り出たが、海外の純資産規模では日本が依然として中国を71%上回っている。
日本の財務省が22日に発表したデータによると、14年の国外純資産規模は前年比13%増の366兆9000億円、国外総資産は同19%増の945兆3000億円。また国内投資の増大によって、その負債額は同23%増の578兆4000万円にまで上昇した。
FOCUS-ASIA
その国の経済力はGDPだけじゃ測れないよね
債権国というのはお金を貸している国という意味です。
よく日本が、1000兆円という借金を抱えていてヤバイヤバイ言われているのに大丈夫な理由の一つが、莫大な金を海外に貸しているからなんですね。
発展途上国に融資するのは何も善意というわけではなく、お金を貸す見返りは当然日本にあります。
莫大な借金を抱えていて大丈夫な理由のもう一つは債権を持つ者が殆ど日本人だからです。
そもそも国の借金、国債って何?
よく勘違いされがちな「国民への借金」という言葉ですが、これはちょっとおかしな言葉で、正しくは「日本の国債を買った人」への借金、つまり投資家への借金なんですよね。
だから、国債を買っていない国民は国に金を貸していないし、逆に国債を持っている外国人は日本にお金を貸しています。
(正確に言えば、金融機関が国からまとめて国債を買って、それを又貸ししているので直接国から国債を買っているわけじゃありません。その意味で「国民の借金」と言っている可能性もありますが、この辺を説明すると長くなるので今回は省きます)
というか、この「国の借金」という言葉自体が明らかにミスリードを誘っていて、本来は「日本国の株券」という言い方のほうが分かりやすいはずです。マスコミがどういう意図的でこんな分かりにくい言い方をしているのかわかりませんが。
株式会社は株券を発行して、それを買ってくれた人のお金で運営していますよね。それと似たような感覚です。株券を発行している会社(世の全ての株式会社)を借金しているという言い方はしませんよね。投資と借金似ていますが、違う言葉です。
まぁ、当然減らすように努力はした方がいいですけどね。
この辺りの話に興味がある人は麻生さんの分かりやすい解説があるので見てみては如何でしょうか。
麻生さんマスコミに怒ってます(´・ω・`)
管理人は日本の個人向け国債を持っていますが、正直、投資目的には微妙だと思います。日本の国債では、固定3、固定5、変動10の3種類がありますが、定期預金と同じでいずれも利率がものすごく低いので全然増えません。ちなみに利率は金融機関のオークション形式で決まるらしいので変動します。利率が良い時のは一瞬で売り切れます。あくまで、明らかに使わないであろうお金を腐らせておくのは勿体無い、少しでもいいから増えればいいやという人にオススメです。
逆にお金を増やしたいなら、これから伸びそうな新興国の国債が良いのではないでしょうか。ただし、上で述べたように、利率が高い=高くしないと誰も買ってくれないということなので、大体そういう国は破綻の危険性をはらんでいます。さらに為替の影響も受けます。ハイリスクハイリターンですね。
※管理人は投資家ではないので、にわかです。真に受けて大損しても責任は取れません。リスクを理解している人以外は手を出さないほうが無難でしょう。