読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

夕日新聞

政治や経済、教育、サブカルチャー等の面白いニュースやコラムを配信していきます。

何故、左翼は若者に支持されなくなったのか 藁人形論法と広がる現実主義

政治

最近、朝日新聞や東京新聞、デマゴギーサイト・リテラ等の左翼系サイトで若者に人気の「艦隊これくしょん 艦これ」や「刀剣乱舞 とうらぶ」等が軍国主義、歴史修正主義、軍靴の音が聞こえる等と言った論調の社説を目にすることが多くなりました。

f:id:mikiy666:20150513072611j:plain

しかし、そのような社説や論評に共感するのは殆どが高齢の方ばかりで、若者からの賛同の声はあまり聞かれません。

軍靴の音という名フレーズに至ってはネット上で笑いのネタにされてしまう有様です。

 

※上の二つは戦後左翼的視点からの作品への批判ですが、面白いことに意見が真っ二つに割れています。リテラは艦これは歴史修正主義だから断固反対、朝日は逆に、艦これは何の思想も込められていないことが逆に不気味だと批判しています。批判的な意見という点では一致していますが、その理由がまるで逆なのが面白いです。

 

何故、昔はあれだけ学生運動が行われ、米軍基地反対!反米!で盛り上がったのに、今の若者は賛同しなくなってしまったのか。

この記事では、その事について考えていきたいと思います。

理由は様々あると思いますが、大きな理由の一つとして現実離れした藁人形論法とインターネットの発達によって情報にアクセスしやすくなったことがあげられると思います。

 

藁人形論法とは

ストローマン(英: straw man)は、議論において対抗する者の意見を正しく引用しなかったり、歪められた内容に基づいて反論するという誤った論法、あるいはその歪められた架空の意見そのものを指す。藁人形論法ともいう。語源は仕立て上げられた架空の存在を藁人形に見立てたことからである。

相手の意見の一部を誤解してみせたり、正しく引用することなく歪める、または一部のみを取り上げて誇大に解釈すれば、その意見に反論することは容易になる。

この場合、第三者からみれば一見すると反論が妥当であるように思われるため、人々を説得する際に有効なテクニックとして用いられることがある。意図的におこなっていればそれは詭弁である。

相手の発言を元の文脈を無視して引用し、本来の意味とは異なる印象を与えるよう提示することをクオート・マイニングと呼ぶが、クオート・マイニングに基づいて批判すればこれもストローマンの一種である。

マスメディアにおいても、対抗意見を充分に取材せず、独自に解釈した反論を両論併記などの形でしばしば報道に取り入れられている。

 

簡単な例

A:私は子どもが道路で遊ぶのは危険だと思う。
B:そうは思わない。なぜなら子どもが屋外で遊ぶのは良いことだからだ。A氏は子どもを一日中家に閉じ込めておけというが、果たしてそれは正しい子育てなのだろうか。

「道路」としか言及していないことに対し暗黙的に「道路=屋外」であると誘導し、さらに「危険だと思うなら家に閉じ込めておけ」という言外の要素を過剰に拡大して解釈している。

X:私は雨の日が嫌いだ。

Y:もし雨が降らなかったら干ばつで農作物は枯れ、ダムは枯渇し我々はみな餓死することになるが、それでもX氏は雨など無くなったほうが良いと言うのであろうか。

Xの一私人としての感情を必要性の問題として解釈し、さらに「嫌いなら無くなったほうが良い」という言外の要素を過剰に拡大して解釈している。

Wikipediaより抜粋

 

左翼の宿敵・安倍総理であれば

 

安倍総理「膨張する中国や北朝鮮の脅威に備えるために、自衛隊は重要な役割を担っている。時代の変化に対応し活動しやすいようその為の法整備が必要である。」

 

左翼「徴兵制を復活させ、侵略戦争を行えるよう法整備をするというのか。そのような軍国主義に突き進むようなことは断じて認められない。」

 

こんな感じ(あくまで例なので実際の発言ではありません)

 

 f:id:mikiy666:20150513062842j:plain

 

「赤紙貰いたいか?戦争したいのか?」と問われれば、当然、管理人は戦争反対ですし、赤紙もいりません。

 

よく高齢の左翼が会心の出来の安倍晋三×ヒトラーのコラボポスターまで作って(何故か、左翼はヒトラーが大好き)

「自民党支持していていいのか?安倍は戦争しようとしてるんだぞ?軍国主義だぞ?君は戦争に行きたいのか」って訴えかけているんですが

 

f:id:mikiy666:20150513071909j:plain

 

でも、よく考えたらその前提と質問おかしくない?

だって、そんなこと安倍総理は言っていないんです。

 

だから、当然まともな人からすれば

 

「妄想を前提に話されても…(アレな人なのか?)」

「え…そんなこと言われても…そもそも総理そんなこと言ってないでしょ(何なの、怖い…」

「いや、何のメリットも無いのに戦争なんて起こすわけないでしょ…(いきなり何言ってるんだこの人)」

 

っていう引いた反応になってしまうんです。

 

でも、同じ思想を持つ者同士でかたまり、狭い範囲でしか意見交換をしない彼らは残念ながら、外の世界が自分のフィルターを通してしか見えていません。

なので、仲間内だけではしゃいで、無邪気に

「よく言った!」「見ろよ!国民には大ウケだぜ!」「安倍政権支持率20%代待ったなし!」「自民党はファシスト政権!(実際は選挙で選ばれている)」

と盛り上がってるわけです。

 

でも、現実の反応はこんな感じ↓

 

何故か、左翼の中では、いつのまにか安倍総理が戦争をしたくてしょうがないことになっちゃっています。

 

いやいや、そんなわけないでしょ…

 

安倍政権は戦争を絶対に起こしません(もちろん防衛戦争は別です。)

安倍晋三に限らず、全ての政治家は戦争など起こす気はありません。

これは断言できます。

それは、何故か。戦争はメリットが無ければ起こらないからです。

戦争で得られるメリットより失うものの方が多ければ戦争は起こりません。

戦後、小国対大国の戦争はあっても、核保有国同士や先進国同士での大きな戦争が無い事もその証明になっています。双方の被害が甚大になるからです。

例えば、軍事大国アメリカとアフリカの小国ガーナが戦争したらどうなるでしょうか。当然、双方に被害は出るでしょうが、おそらくアメリカの圧勝で被害は軽微、一方ガーナは深刻な被害を受けるでしょう。

なので、アメリカ側に国際世論を無視してもガーナを攻撃するメリットなり理由があれば戦争は起こりえます。実際にベトナム戦争やイラク戦争が起きました。

では、これがアメリカ対中国、あるいはロシアだったら?

まぁ、それでもアメリカが勝利するでしょう。ただし、前者と違い相手は軍事大国な上にアメリカ本土を射程に収める核ミサイルを配備しています。

核を打ち込まれるリスクもありますし、勝ったとしても大打撃は免れません。

ゆえに、アメリカは絶対に中国やロシアと戦争をしません。ロシア、中国側から見ても同様です。

プーチン大統領が「我々はアメリカを灰にするだけの核を打ち込む用意がある」というようなことを言っていましたが、自国民への勇ましいマッチョアピールであって、本当に核を使用するわけはないですし、アメリカ側も本気にしていません。

戦後、日本が戦争に巻き込まれなかったのは、憲法9条ではなくアメリカの核の傘に守られていたおかげです。

現に憲法9条があり、自衛隊が無かった時代に竹島が侵攻され韓国に奪われてしまっています。こちらが武力を持たなければ攻められないというのは、ドアを開けっぱなしにしておけば泥棒は入らないと同等の暴論です。

ところで、日本に国際社会からハブられてでも外国と戦争をするメリットがあるでしょうか。管理人はいくら考えても日本が戦争を行うメリットを思い付きません。

さらに徴兵制も現代では効率が悪く導入のメリットがないので、先進国ではどこも採用していません。九条改正=徴兵制の導入という主張はあまりにリアリティが無いと言えるでしょう。

 

もう、いくら左翼が戦争賛美だ!赤紙だ!徴兵だ!って騒いでも

若者「えっ…安倍さんそんなこと言ってたの?スマホぽちぽち…グーグルで検索っと…」

f:id:mikiy666:20150430235953p:plain

グーグル「そんなソースはありません」

 

一応調べてくれるのは親切な若者ですね。

ほとんどは、「んなわけねーじゃん。現実見ろよ。」で終わりです。

 

今の若者は現実主義です。全共闘の世代とは別物と言っていい。

「もしも」の架空の話を持ちだして批判しても、もう心に響かないんですね。

 

このように相手が言っていないことをさも言っていたかのような前提で「架空の発言」に対し反論をすることで、まるで相手を論破したように見せるわけです。

当然、反論者が自分で論破しやすいように捏造した発言なので簡単に論破することができます。

 

存在しない相手、あるいは言説を叩いて勝利する…

 

これが左翼言論人の十八番

「藁人形論法(ストローマン)」

 

しかし、ストローマンが敗れてもまだ左翼にはとっておきの禁じ手が残っています…。

 

つづく