読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

夕日新聞

政治や経済、教育、サブカルチャー等の面白いニュースやコラムを配信していきます。

日本弁護士連合会、週刊誌の実名報道を批判 「少年の人格を否定し、社会復帰を阻害する」

川崎中1殺害事件の加害者少年・舟橋龍一の氏名や顔写真が公開されたことについて、弁護士会が週刊新潮を批判しました。

f:id:mikiy666:20150306011122j:plain


「少年の人格を否定、社会復帰や更生を阻害…」弁護士ら、週刊誌の実名報道を批判

 

 中学1年の上村遼太さん(13)が遺体で見つかった事件で、殺人容疑で逮捕された少年(18)の実名と顔写真を「週刊新潮」(新潮社)が掲載したことについて、日本弁護士連合会は5日、「少年法に反する事態であり、誠に遺憾。実名が報道に不可欠な要素とはいえない」などとする村越進会長の声明を発表した。

 少年法は、少年の犯罪に関しては本人が特定できる報道を禁じている。横浜弁護士会も同日、「少年の人格を否定して一方的に社会的責任を負わせることになりかねず、社会復帰と更生の可能性を決定的に阻害する行為だ」と抗議する小野毅会長の談話を発表した。

朝日新聞デジタル 3月5日(木)21時4分配信

 

 

未成年による凶悪事件が起こるたびに毎度のことなのですが、今回も日弁連がいつものコメントを発表しました。

要約すると

「加害者の実名を報道して社会的に抹殺する行為は、更正の機会を奪うから止めろ」

ということですね。

確かに、極刑でない場合は、刑期満了後は元犯罪者は社会に放たれるわけですから、社会の受け皿を失い出所後に自暴自棄になり、再び問題を起こされても困るという理屈は理解できます。

(尤も日弁連がそういう理由で加害者の人権保護を主張しているのかはわかりませんが)

しかし、それには順序というものがあり、出所後の二次被害を生み出さない仕組み作りをする→それから、加害者少年に更正の機会を作るというのが正しい優先順位ではないでしょうか。

優先するべき権利は、本来、善良な市民>加害者であることは言うまでもありません。

さらに、今回の舟橋龍一、長崎佐世保高1殺人事件の徳勝もなみや酒鬼薔薇事件の東真一郎等、幼少時から異常行動が見られ、明らかに更生が不可能もしくは、困難と思われる者についてはどのような対処をするのか。

少年の更生を保証し、その後、その人物が再犯を起こした場合の責任を誰が取るのか。

現に、少年院や刑務所から出所したうちの少なくない割合が再び罪を犯す累犯者になっているという現実があります。

 

最近の代表例では、中勝美容疑者が少年の頃より犯罪を繰り返し、22歳の時、ついに2人を殺害、実刑判決を受けましたが、出所後も犯罪を繰り返し、ついに再び殺人事件の犠牲者を出しました。

多くの人間が”更生した元受刑者”の犠牲になったわけですが、この事件に関わった人間は誰も責任を取ってはいません。

殺された被害者は「運が悪かった」で終わりにされているのが現状です。

 

まず現実に起きているこれらの問題を解決しなければ、いくら綺麗事を並べ「加害者の更正の機会、人権保護」を唱えても世論の支持を得ることは難しいでしょう。

過去から現在に至るまで、所謂、人権派が支持を得ることが出来なかったのは、その無責任さによるものだと思います。

 

ちなみに岡村勲という弁護士が過去にいました。

岡村勲弁護士は、死刑に対し反対の立場をとっていた所謂、人権派弁護士であったが、1997年10月に山一証券代理人弁護士夫人殺人事件で山一証券問題に際して逆恨みした男性によって妻が殺害され、岡村は犯罪被害者の遺族となる。容疑者は最終的に無期懲役となったが、岡村勲はこれまでの主張を覆し、被告の死刑を求めた。その後、全国犯罪被害者の会を設立、代表幹事となる。

マスコミのTV番組などで美談のように扱われ、一部で神格化されているようですが、全く理解できません。私からすれば、当事者になるまで、他人の気持ちに鈍感だった無責任男のように思えます。

全く正反対の事例として、同じく妻子を殺害された磯部常治という弁護士がいらっしゃるのですが、この方は妻子を殺されても死刑廃止論者の立場を変えなかったようです。

それと、これは個人的な気持ちなのですが、加害者の情報を秘匿する一方、被害者の少年はどうでもいいことまで根堀り葉堀り探られマスコミの視聴率稼ぎのネタにされていることについての矛盾も感じます。

上村遼太くんと加害者・舟橋龍一はアニメ・ラブライブが好きだった

 

上記に加え、被害者遺族の処罰感情も出てくるので、非常に難しい問題ですね。

 

 

関連記事: